359 ウチダ 小柴胡湯加半夏厚朴湯 煎じ薬
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。 |
(Mainly treatment) 慢性気管支喘息・不安神経症/肝気犯肺 |
喘息の体質改善に! ●何となく不安感がある人に用いられます。イライラしやすく痰があり、息切れする人に用いられます。喘息様気管支炎にも良いです。 ●ぜんそくや気管支炎にかかり、のどがぜいぜいして息苦しいのははた目にもつらいものですが、それがたびたび繰り返されると、気分もふさぎがちになるものです。 ●ウチダ小柴胡湯加半夏厚朴湯煎じ薬は、発作への不安のつよい方、心配ごとなどがあると発作を起こしやすい方などにおすすめしたい漢方薬です。 ●呼吸器の炎症症状に加えて咳嗽、喀痰、呼吸困難あるいは喘鳴などの湿痰の症状を伴うものに用いるとよいです。 ●小児喘息や気管支喘息の間歇期にはfirst choiceで用いられます。 ●その他、カゼや気管支炎がこじれて咳が残った場合、のどに物がつかえるようだと訴える不安神経症にも用います。ただし、多少とも胸脇苦満があり、著しい寒証でないことを条件とします。 |
【適応症】気管支ぜんそく、小児ぜんそく、せき、気管支炎、不安神経症、百日咳、神経衰弱、ノイローゼ、喘息発作などによる呼吸困難。 |
【注 意】(Remark)
×残念ながら、体がひどく弱っている「著しい虚証」の方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。 |
従って、この期間のご注文の発送は1月6日(水)以降になります。
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1012 | 30日分 | 14,980円 | 15,729円(税込) |
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【診断のポイント】 ●小柴胡湯証+半夏厚朴湯証 ●咽中炙臠、胸脇苦満 ●胸や胃のつまる感じ ●喀痰を伴う咳、嘔気、神経症状 |
柴朴湯(小柴胡湯+半夏厚朴湯)は、次の証の方に最適です。 ●肝気鬱結(肝気鬱滞) » ●肝気犯肺 » |
【効能効果】(efficacy)(健康保険上) 気分がふさいで、咽喉、食道部に異物感があり、時に動悸、めまい、はきけなどを伴う次の諸症: 気管支ぜんそく、小児ぜんそく、せき、気管支炎、不安神経症。 |
中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。柴朴湯の構成生薬は下記の10種類です。柴胡と黄ごんの組み合わせにより、炎症をしずめる効果が高まります。半夏と厚朴は、胸のつかえ感や吐き気をおさえ、咳をしずめ、また気分を落ち着けるのに役立ちます。そのほか、水分循環をよくする茯苓、滋養作用のある人参、炎症や痛みを緩和する甘草などが配合されています。 日本薬局方 サイコ(柴胡) 7.0g 日本薬局方 ハンゲ(半夏) 5.0g 日本薬局方 ブクリョウ(茯苓) 5.0g 日本薬局方 オウゴン(黄ごん) 3.0g 日本薬局方 コウボク(厚朴) 3.0g 日本薬局方 タイソウ(大棗) 3.0g 日本薬局方 ニンジン(人参) 3.0g 日本薬局方 カンゾウ(甘草) 2.0g 日本薬局方 ソヨウ(蘇葉) 2.0g 日本薬局方 ショウキョウ(生姜) 1.0g |
食前または食間に服用してください。 食間とは…食後2〜3時間を指します。 大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2〜3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。 |
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【柴朴湯(小柴胡湯+半夏厚朴湯)の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈1年でつらい症状がなくなった〉
いつからか、ほおの紅斑に悩まされるようになった主婦のTさん(35歳)。化粧かぶれかと思い、自分なりの対策を講じていましたが一向によくなりません。やがて指の関節がこわばるようになりました。 ・現代病名:全身性エリテマトーデス | |
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●本剤は、漢方の古典「傷寒論」(しょうかんろん)、「金匱要略」(きんきようりゃく)(いずれも後漢時代)収載の薬方を基本とした我が国経験処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく煎じ薬としたものです。 ●小柴胡湯と半夏厚朴湯の合方であり、両方の処方から1文字ずつ取って名付けられました。 ●小柴胡湯の証と半夏厚朴湯の証を併せそなえるものです。 ●本方は気管支の痙攣(けいれん)による咳嗽に有効ですが、小柴胡湯も半夏厚朴湯も、どちらも気道を乾燥させる作用が強いので、湿痰(喀痰の多いもの)に用いるべきで、気道が乾燥して反射性の「乾咳」を出す例に用いてはいけません。そういう場合は麦門冬湯などを使用します。 |
煎じ方その1
●土びん、ガラス製のポット、またはアルミやかんを使用して下さい。
注意:生薬には、タンニンを含有するものが多く、鉄びんの場合には鉄サビと化学反応して沈殿を起こすなど薬液に影響があるので使用しないで下さい。
●専用の自動煎じ器などを利用するのも良いです。
※ウチダの自動煎じ器『煎治』へ
煎じ方その2
●土びん、またはアルミやかんに1日分(1袋)と約600ml(コップ3杯)の水を入れ、フタをあけたまま約半量(300ml)になるまでトロ火(弱火)で約30〜40分煎じて下さい。
●できた薬液は、熱いうちに茶こしか、ガーゼで濾し、1日2〜3回に分けて飲みます。また、服用時にはなるべく温かくして飲んで下さい。
●後で飲む分は、冷まして冷蔵庫に保管し、飲むときに電子レンジなどで温めて下さい。魔法ビンなど保温容器に入れておくのも良いです。
●1日分を煎じたら、すぐに濾しましょう。そのまま放置しておくと、成分が必要以上に抽出されて、害を及ぼすことがあります。
中医薬学の基礎となった書物です。植物薬252種、動物薬67種、鉱物薬46種の合計365種に関する効能と使用方法が記載されています。
【頁内目次】…クリックして下さい。写真は上海の街並。