85 ウチダ 神秘湯 煎じ薬
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。 |
(Mainly treatment) 抑鬱傾向のある喘息(ぜんそく)・咳/肝気犯肺 |
●気管支喘息で呼吸困難の著しい方に使用します。 ●感染や精神的要素により、気管支平滑筋が攣縮を起こして咳や呼吸困難を起こした方に用いられます。気滞による喘咳、あるいは少陽病の喘咳を治す方剤です。 ○体力中程度で、呼吸困難、不安、抑うつなどの精神神経症状など肝気鬱結を呈する方に用います。 ×成分の1つの麻黄には、心臓や血管に負担をかける交感神経刺激薬のエフェドリン類が含まれます。その為、高血圧や心臓病、脳卒中既往など、循環器系に病気のある人は慎重に使用する必要があります。 ●気管支喘息で呼吸困難の著しい方に使用します(ただし、熱証の著しいものには適さないです)。 |
【適応症】喘息、気管支炎の喘鳴、喘息性気管支炎、呼吸困難、せき、やや慢性に経過し、咳嗽発作と共に、呼吸困難を訴えるもの、小児喘息、肺気腫 |
【注 意】(Remark)
×残念ながら、著しい熱証(炎症)の方、体がひどく弱っている「著しい虚証」の方、発汗の多い方、胃腸の調子が悪い方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。 |
●12月29日(木)~1月4日(水)は、ハル薬局実店舗がお正月休みです。
従って、この期間のご注文の発送は1月5日(木)以降になります。
従って、この期間のご注文の発送は1月5日(木)以降になります。
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1018 | 30日分 | 10,920円 | 11,466円(税込) |
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【診断のポイント】 ●咳と呼吸困難 ●痰は少ない ●胸脇苦満 |
神秘湯は、次の証の方に最適です。 ●痰飲伏肺 » ●肝気鬱結(肝気鬱滞) » ●肝気犯肺 » |
【効能効果】(efficacy)(健康保険上) 喘息、気管支炎の喘鳴、呼吸困難、せき |
中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。神秘湯の構成生薬は、下記の7種類です。薬理的に重要な役割をする麻黄には、交感神経刺激薬のエアェドリン類が含まれます。この成分は、西洋医学の気管支拡張薬と同様の作用を示し、咳やゼイゼイする喘鳴をおさえます。そのほか、去痰作用のある杏仁や陳皮、胸の違和感をとり咳をしずめる厚朴、熱や腫れをおさえる柴胡、緩和作用のある甘草などが配合されています。 日本薬局方 マオウ(麻黄)…5.0g 日本薬局方 キョウニン(杏仁)…4.0g 日本薬局方 コウボク(厚朴)…3.0g 日本薬局方 チンピ(陳皮)…2.5g 日本薬局方 カンゾウ(甘草)…2.0g 日本薬局方 サイコ(柴胡)…2.0g 日本薬局方 ソヨウ(蘇葉)…1.5g |
食前または食間に服用してください。 食間とは…食後2~3時間を指します。 大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。 |
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喘息、気管支炎の喘鳴、呼吸困難、咳(せき)に
【神秘湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
柴朴湯(小柴胡湯+半夏厚朴湯) » …体力中等度の人で、肋骨弓下部の抵抗・圧痛(胸脇苦満)がより顕著で、咳嗽、呼吸困難が比較的軽度な場合に用いる。(気滞と痰飲の咳嗽) | |
小青竜湯 » …体力中等度の人で、泡沫水様性の痰、水様鼻汁、くしゃみなどを伴う場合に用いる。(肺寒の咳嗽) | |
麻杏甘石湯 » …比較的体力のある人で、咳嗽が強く、口渇、発汗傾向が認められる場合に用いる。(肺熱の喘息) | |
五虎湯 » …麻杏甘石湯に似ているが、咳嗽がより強く、慢性化している場合に用いる。(肺湿熱の喘咳) | |
清肺湯 » …咳よりも粘稠な痰が多く、それを喀出するため咳をするもの。(陰虚肺熱) | |
●本剤は、漢方の「外台秘要」(げだいひよう)(唐時代)収載の処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく煎じ薬としたものです。 ●本方は霊妙な薬効があるという意味合いから名付けられました。 ●気管支を広げ、また痰を出しやすくして呼吸を楽にします。その作用から、喘息や気管支炎に適応します。体力が中くらいか、それ以上の方に向く処方です。 |
煎じ方その1
●土びん、ガラス製のポット、またはアルミやかんを使用して下さい。
注意:生薬には、タンニンを含有するものが多く、鉄びんの場合には鉄サビと化学反応して沈殿を起こすなど薬液に影響があるので使用しないで下さい。
●専用の自動煎じ器などを利用するのも良いです。
※ウチダの自動煎じ器『煎治』へ
煎じ方その2
●土びん、またはアルミやかんに1日分(1袋)と約600ml(コップ3杯)の水を入れ、フタをあけたまま約半量(300ml)になるまでトロ火(弱火)で約30~40分煎じて下さい。
●できた薬液は、熱いうちに茶こしか、ガーゼで濾し、1日2~3回に分けて飲みます。また、服用時にはなるべく温かくして飲んで下さい。
●後で飲む分は、冷まして冷蔵庫に保管し、飲むときに電子レンジなどで温めて下さい。魔法ビンなど保温容器に入れておくのも良いです。
●1日分を煎じたら、すぐに濾しましょう。そのまま放置しておくと、成分が必要以上に抽出されて、害を及ぼすことがあります。
中医薬学の基礎となった書物です。植物薬252種、動物薬67種、鉱物薬46種の合計365種に関する効能と使用方法が記載されています。
【頁内目次】…クリックして下さい。写真は上海の街並。