71 ウチダ 四物湯 煎じ薬
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。 |
(Mainly treatment) 血虚証治療の基本方剤/婦人科疾患に多用 |
●血虚(貧血)に対する代表的基本処方です。血の不足による栄養不良状態が全身に現れたもので、顔や髪に艶がなく、爪がもろい、皮膚のかさつき、疲労脱力感、筋肉のききつれ、イライラ、めまいなどの症状を伴いう人に適します。 ●ウチダ四物湯煎じ薬は、顔や皮膚の色艶がわるい方に、また血の道症や生理不順などの症状のある方に用いる漢方の基本的な処方です。これらの症状は自律神経やホルモンのバランスとも関係があるとされていますが、漢方では「血虚」(けつきょ)のあらわれとみなし、それらを改善するのにウチダ四物湯が用いられます。 ●また、しもやけ、しみ、指掌角皮症(主婦湿疹)にも効果があります。 ●顔色や皮膚につやがなく、かさかさして潤いがない・爪の色が悪くもろい・目がかすむ・目が疲れる・日の乾燥感・頭がボーッとする・四肢の痞れ感・筋肉のひきつり・舌質は淡白でやせている・舌苔が少・脈は細などの栄養不良状態(血虚)が基本にある以下の症候 1.栄養不良・更年期症候群・自律神経失調症・視力障害・運動麻痺・筋肉の萎縮・皮膚疾患など。 2.出血。 3.月経異常(稀発月経・稀少月経`月経困難症・無月経など)。 |
【適応症】産後あるいは流産後の疲労回復、無月経、希少月経、月経不順、冷え症、しもやけ、しみ、血の道症、高血圧症、貧血症、更年期障害、過多月経、産前産後の諸種の障害、乾燥性の皮膚病、下肢運動麻痺、カリエス、産後の舌ただれ、産後の脚弱、腎炎、子宮出血、進行性指掌角化症 |
【注 意】(Remark)
×残念ながら、著しく虚証(体力虚弱)の方、食欲不振や吐き気、嘔吐や下痢(泄瀉)など、胃腸の弱っている方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。 |
従って、この期間のご注文の発送は1月5日(木)以降になります。
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1002 | 30日分 | 9,980円 | 10,479円(税込) |
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【診断のポイント】 ●貧血 ●皮膚枯燥 ●下腹に軽い抵抗(臍上悸) |
四物湯は、次の証の方に最適です。 ●血虚 » ●心血虚 » ●肝血虚 » |
【効能効果】(efficacy)(健康保険上) 皮膚が枯燥し、色つやの悪い体質で胃腸障害のない人の次の諸症:産後あるいは流産後の疲労回復、月経不順、冷え症、しもやけ、しみ、血の道症。 ※血の道とは、本来血液の通る血管のことで、月経時、更年期、産後などの女性に見られる頭痛、めまい、精神不安などの諸症状を血の道症といい、子宮関係の病気の俗称としても使われています。 |
中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。四物湯は、その名が示すよう4種類の生薬からなります。当帰と川きゅうと地黄は代表的な理血薬です。体の血行をよくするとともに、水分を保持する作用があります。もう一つの芍薬には、子宮の筋肉をゆるめ痛みをやわらげる作用があります。 日本薬局方 ジオウ(地黄)3.0g 日本薬局方 シャクヤク(芍薬)3.0g 日本薬局方 センキュウ(川きゅう)3.0g 日本薬局方 トウキ(当帰)3.0g |
食前または食間に服用してください。 食間とは…食後2~3時間を指します。 大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。 |
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貧血をはじめ、各種婦人科系疾患を治す聖薬
【四物湯の症例・治例】…次の症例に近い病症の方は、本方剤を用いることをお奨めします。
〈めまい、立ちくらみ〉
女性37歳。身長150㎝。体重48㎏。2児の母。 ・現代病名:めまい | |
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〈月経前後の頭重感とむくみが完治〉
会社員のMさん(23歳・女性)は、貧血気味で冷え症です。 ・現代病名:月経痛 | |
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〈抜け毛を改善した〉
高校教師のNさん(45歳・男性)は、ある年から3年生のクラス担任になりました。大学受験を控えるクラスを受けもつことになったのです。Nさんは、何とか全員を合格させたいと思い、相当に心労が重なっていたようです。 ・現代病名:脱毛症 | |
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〈夫婦で漢方薬を服用し、念願の妊娠〉
T男さん(32歳)とK子さん(33歳)夫妻は、中等度精子無力症が原因で妊娠できずにいました。K子さんの体に異常はないものの、月経過多と月経痛に悩まされていました。 ・現代病名:月経異常 | |
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〈月経不順が治り、子宮筋腫まで消滅〉
Wさん(32歳・女性)の月経不順は、1ヵ月、あるいは2ヵ月来なかったり、来ると思えば経血量も多く月経痛がひどい、そんな症状でした。またWさんには、小さな筋腫が2、3個ありました。 ・現代病名:月経不順 | |
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〈冷えをためないうちに対処し、1ヵ月で改善〉
数ヵ月前にモンゴルから来たAさん(23歳・女性)は、日本で暮らすようになってから手足が冷え、肩こり、頭痛、月経痛に悩まされるようになってしまいました。 ・現代病名:月経痛 | |
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【四物湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
当帰芍薬散 » …血虚+水毒の方剤である。皮膚は湿潤、浮腫傾向があって、顔色悪く、冷え症で、不定愁訴、月経異常がある。 | |
加味逍遙散 » …肝気鬱結+血虚気虚の方剤である。虚熱があり、肝鬱化火して心気症的傾向が強く、不定愁訴、軽度の胸脇苦満と少腹満がみられる。 | |
芎帰膠艾湯 » …本方に阿膠、艾葉、甘草が加わった処方で、血虚の痔出血、性器出血などを主症状とするもの。 | |
●本剤は、漢方の古典「和剤局方」(わざいきょくほう)(宋代)収載の処方に基づいて作られた煎じ薬です。 ●本方は4種類の生薬から成り、処方名はこれに由来します。 ●滋養強壮生薬製剤。 |
煎じ方その1
●土びん、ガラス製のポット、またはアルミやかんを使用して下さい。
注意:生薬には、タンニンを含有するものが多く、鉄びんの場合には鉄サビと化学反応して沈殿を起こすなど薬液に影響があるので使用しないで下さい。
●専用の自動煎じ器などを利用するのも良いです。
※ウチダの自動煎じ器『煎治』へ
煎じ方その2
●土びん、またはアルミやかんに1日分(1袋)と約600ml(コップ3杯)の水を入れ、フタをあけたまま約半量(300ml)になるまでトロ火(弱火)で約30~40分煎じて下さい。
●できた薬液は、熱いうちに茶こしか、ガーゼで濾し、1日2~3回に分けて飲みます。また、服用時にはなるべく温かくして飲んで下さい。
●後で飲む分は、冷まして冷蔵庫に保管し、飲むときに電子レンジなどで温めて下さい。魔法ビンなど保温容器に入れておくのも良いです。
●1日分を煎じたら、すぐに濾しましょう。そのまま放置しておくと、成分が必要以上に抽出されて、害を及ぼすことがあります。
中医薬学の基礎となった書物です。植物薬252種、動物薬67種、鉱物薬46種の合計365種に関する効能と使用方法が記載されています。
【頁内目次】…クリックして下さい。写真は上海の街並。