葛根黄連黄芩湯
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(Mainly treatment) 大腸湿熱証で、熱性下痢(泄瀉) |
【中国主治】(Chinese Mainly treatment) 一、外感表証未解、熱邪入裡。 二、身熱,下利臭穢,肛門有灼熱感,胸?煩熱,口乾作?,喘而汗出。苔?,脈數。 |
【適応症】急性腸炎、細菌性下痢(泄瀉)、赤痢、腸チフスなどで、大腸湿熱を呈するもの |
【中国臨床應用】(Mainly treatment) 急性胃腸炎、細菌性痢疾、結膜炎、?腺炎、口?炎、酒?皮鼻、高血壓、胃腸型感冒。 |
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【中国辨證】(Dialectic) (1)身熱下痢。 (2)肛灼。 (3)舌紅苔?。 (4)脈數。 |
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中医学の証の解説
中医学(漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽(positive and negative principles)のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。 中医学(漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。 身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。 ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。 このときの身体の状態や体質をあらわすのが証(しょう)(constitution)という概念です。 この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。 中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき人を診るという、その考え方にあります。 |
次の症状のいくつかある方は、本方剤が良く効く可能性が大きいです。 |
【中薬大分類】表裏双解剤…体表と体内を同時に治療する方剤です。 【中薬中分類】解表清裏剤…解表と清熱を同時に行う方剤です。 |
表熱実(ひょうねつじつ)
…証(体質・症状)が、表証(急性期)、熱証(肛門灼熱感)、実証(体力あり)、湿証(のどが渇く)の方に適応します。
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【気血津液】…人体の生命を支える要素として、氣(qi)・血(blood)・津液(body fluid)の3つがあります。 ●水液停滞…余分な水があまっている方が使用します。津液の停滞のことで、西洋医学的には細胞内液・組織液・リンパ液などが、主として組織間・消化管内・体腔内に異常に停滞したことを意味します。 中医学では湿・痰飲・水腫と呼ぶのが一般的で、日本では水毒ともいわれます。 |
【証(病機)】湿熱下注(しつねつかちゅう) |
【中医学効能(治法)】 清熱化湿・解肌透表・止痢 |
【用語の説明】(term) ・湿熱(しつねつ) »…体の余分な水分が熱を帯びた状態のことです。湿邪+熱邪が発病因子となったものです。 ・清熱(せいねつ) »…熱をさますことです。身体の内部の熱を冷ますことです。体表の熱の場合は解熱といいます。 ・化湿(けしつ) »…体内の余分な水分を排出させることです。 ・湿熱(しつねつ) »…体の余分な水分が熱を帯びた状態のことです。湿邪+熱邪が発病因子となったものです。 |
【出典】
(source) 西暦250年 三国時代 『傷寒論』 校訂 →処方使用期間:1758年間 |
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【治療の特徴】 中医学(漢方)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、 「自然の生薬(herb)を処方した漢方薬を使う」ことです。 生体における「気=エネルギー(energy)的なもの・肉体の機能や働き」、「血=血液」、「津液=体内水分」の3要素が身体をバランス(balance)良く循環することが大切だと考えます。 人間の健康は、これら「気」(陽)と「血・津液」(陰)の調和のもとに保たれています。「血・津液」は、原動力となる「気」のもとで初めて活性化され、全身を循環して五臓六腑に栄養を供給します。 この陰陽(positive and negative principles)が調和していれば、健康でいられますが、陰陽のバランスが崩れると、さまざまな病気が起きてくるのです。 |
●方 解
本方係表裡同治之劑,但以清裡熱為主,解表為輔。 方中重用葛根為君係因其能解表清熱,又能升發脾胃清陽之氣而治下痢;配伍苦寒之??、?連為臣,能清胃腸之濕熱。使表解裡和,身熱與下痢可癒。甘草甘緩和中並協調諸藥為佐使,共成解表清裡之方也。 |
病症・腹診・舌診・脈診について
病症は、この症状に当てはまることがあれば、効く可能性が大きいです。
症例・治例は、クリックして具体的な例をお読み下さい。
腹診は、お腹の切診です。日本漢方でよく使用されます。
舌診は、舌の状態の望診です。証の判定の有効な手段です。
脈診は脈の切診です。脈の速さは、確実に判定できますが、それ以外は難しい技術です。
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●処方名:葛根黄連黄芩湯(かっこんおうれんおうごんとう)比較情報 |
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【中国藥方加減】(Dialectic) 1.兼頭痛者:加白?、川?。 2.熱甚者:加銀花。 3.食滯者:加麥芽、??子、山?。 4.嘔吐者:加半夏、竹茹。 5.腹痛者:加木香、白芍。 6.急性菌痢:加白頭翁、木香、秦皮。 7.腸病毒:加銀花、板藍根、白芍、馬齒?。 |