104 ウチダ 辛夷清肺湯 煎じ薬
煎じ薬は煎じの作業がありますがその薬効は、エキス剤よりも優れています。 |
(Mainly treatment) 肺熱方鼻炎・副鼻腔炎 |
●熱感のある鼻づまりに用います。ちくのう症、慢性鼻炎。急性の副鼻腔炎が慢性化して、鼻づまりや鼻茸があらわれるものに用います。鼻とその周囲には熱感が強い。 ●最近は食生活や環境の変化などにより、鼻がつまって、スッキリしない方が増えています。 ●ウチダ辛夷清肺湯煎じ薬は、濃厚な鼻汁が出たり、鼻がつまり、乾燥気味で熱感があるような蓄膿症などの鼻症状に用いられる漢方薬です。 ●肺に熱があり粘稠な痰が咽にからんで、咳や咽痛を呈する。あるいは肺熱のため、鼻閉、膿性の鼻汁、頭痛、口渇などの症状を呈する時に用いられます。 |
【適応症】鼻づまり(鼻閉)、慢性副鼻腔炎、慢性鼻炎、肥厚性鼻炎、蓄膿症、鼻茸(はなたけ)、上顎洞化膿症 |
【注 意】(Remark)
×残念ながら、体がひどく弱っている「著しい虚証」の方、冷えの強い「寒証」の方、胃腸が弱く、食欲不振や吐き気、嘔吐や下痢(泄瀉)などを起こしやすい方は、禁忌(きんき)(服用を避ける)です。 |
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。 |
●12月29日(木)~1月4日(水)は、ハル薬局実店舗がお正月休みです。
従って、この期間のご注文の発送は1月5日(木)以降になります。
従って、この期間のご注文の発送は1月5日(木)以降になります。
商品番号 | 規格 | 本体価格 | 税込価格 | 数量 | カゴに入れる↓ |
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k1016 | 30日分 | 9,980円 | 10,479円(税込) |
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【診断のポイント】 ●粘っこい痰がからむ ●鼻づまりや膿性の鼻汁、頭痛 ●肺熱(虚熱) |
辛夷清肺湯は、次の証の方に最適です。 ●風熱(表熱) » ●肺熱 » ●湿熱 » |
【効能効果】(efficacy)(健康保険上) 鼻づまり、慢性鼻炎、蓄膿症。 |
中医薬(漢方薬)は、自然の植物や動物などを原料とした複数の生薬を処方した薬剤です。辛夷清肺湯は、下記の9種類の生薬からなります。主薬の辛夷には、鼻の通りをよくする作用があるといわれます。枇杷葉や升麻も鼻づまりによい発散性の生薬です。ほかに、熱や炎症をひく石膏や黄ごんも配合されています。 18錠中辛夷清肺湯(水製エキス)2.400g・シンイ1.0g・局チモ1.5g・ビャクゴウ1.5g・局オウゴン1.5g・局サンシシ1.5g・局バクモンドウ2.5g・局セッコウ2.5g・局ショウマ0.5g・ビワヨウ1.0g |
【組成成分】…次は成分生薬の画像です。各生薬の詳細説明にリンクします。 |
食前または食間に服用してください。 食間とは…食後2~3時間を指します。 大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。 |
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鼻づまり、畜膿症、慢性鼻炎
【辛夷清肺湯類似処方の紹介】…次の方剤は、使用目的が本方剤に比較的近い方剤です。あなたの症状とともに、比較検討してください。
葛根湯加川芎辛夷 » …体力中等度、あるいはそれ以上の人で、鼻閉、鼻漏は同様であるが、鼻汁が本方ほど膿性ではなく、頭痛、頭重、項背部のこわばりなどがある場合に用いる。 | |
荊芥連翹湯 » …体力中等度の人を中心に、副鼻腔、外耳、中耳、扁桃などの炎症が慢性化したものに幅広く用いる。一般に皮膚は浅黒く、腹部は腹直筋が緊張していることが多い。 | |
●本剤は、漢方の古典「外科正宗」(げかせいそう)(明代)収載の処方に基づいて作られた煎じ薬です。 ●本方は清肺湯を基礎として加減し、辛夷を加味した処方で、処方名はこれに由来します。 ●「熱感のある鼻づまりに。ちくのう症、慢性鼻炎」に用います。 ●使用上の注意:肺胃熱盛の処方で、ふだんから胃腸が弱いとか、食欲不振のものや手足の 冷えを訴える人には用いません。 |
煎じ方その1
●土びん、ガラス製のポット、またはアルミやかんを使用して下さい。
注意:生薬には、タンニンを含有するものが多く、鉄びんの場合には鉄サビと化学反応して沈殿を起こすなど薬液に影響があるので使用しないで下さい。
●専用の自動煎じ器などを利用するのも良いです。
※ウチダの自動煎じ器『煎治』へ
煎じ方その2
●土びん、またはアルミやかんに1日分(1袋)と約600ml(コップ3杯)の水を入れ、フタをあけたまま約半量(300ml)になるまでトロ火(弱火)で約30~40分煎じて下さい。
●できた薬液は、熱いうちに茶こしか、ガーゼで濾し、1日2~3回に分けて飲みます。また、服用時にはなるべく温かくして飲んで下さい。
●後で飲む分は、冷まして冷蔵庫に保管し、飲むときに電子レンジなどで温めて下さい。魔法ビンなど保温容器に入れておくのも良いです。
●1日分を煎じたら、すぐに濾しましょう。そのまま放置しておくと、成分が必要以上に抽出されて、害を及ぼすことがあります。
中医薬学の基礎となった書物です。植物薬252種、動物薬67種、鉱物薬46種の合計365種に関する効能と使用方法が記載されています。
【頁内目次】…クリックして下さい。写真は上海の街並。